コラム

会話の生まれる商品作り

ものづくりブログをお届けします

前回
商品企画の根底に「私自身が誰かにプレゼントしたい!」
という思いがあるとお伝えしました

それらには
喜んでもらったり驚かせたいという意味合いも入っているのですが
商品を見た人たちの心に残り
会話が始まるような商品作りができたら
商品開発冥利に尽きるというと言いすぎでしょうか

本日ご紹介する商品は
おはしおきをクリアのミニフラワーベースとして企画した
"おもてなしのおはしおき"と
"はじめてのおはしおき"です

最後まで小さく咲いている花びらを
一輪このフラワーベースに活けて食卓の演出とします

この商品をご紹介すると
「そんなこと誰がするの?」と逆質問されそうですが
それでもインテリやお花の雑誌に取り上げて頂くと
5個のセットから瞬く間に売れていきました
紙面でのインパクトはかなりのものであったようです

残念ながら
丸いタイプの"はじめてのおはしおき"は
本年度より一旦生産休止としておりますが
長いタイプの"おもてなしのおはしおき"は
今現在も販売中です

私がこの商品を好んでいる理由に
お友達が家に来て食事やコーヒーを戴くとき
(実体験から)まずテーブルの花瓶をよけて
広いスペースを確保するという行為がとても残念なことと思っていました

けれども私のおはしおきなら
とっても小さくて邪魔にならないし
お花を上から覗き込んで楽しめますし
食事が終わりお箸を下げてもフラワーベースはテーブルに残ります

そして何よりお友達から
「この花瓶どこで買ったの?」と必ず聞いて頂けるので
用意した自分と気がついた友達の仲が
いっそう深まることは確実です

演出には少しお手間が必要ですが
その分の効果は十二分にあるほんとに素敵な商品です

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