コラム

アイデアを形にする難しさ

少し伸びましたが8月4日からの続きです

試行錯誤の末
第3のお花留めのアウトラインにたどりつき
こだわりであるガラスで
綺麗な浮輪を生産したいと思っておりましたが
そもそも
「ガラスが水に浮くのか?」というところからの始まりでした

諸先輩方から
国内のガラスメーカーさんにアポイントを取って頂き
新しいお花留めの生産協力を求めましたが
生産自体をお断りされたり
サンプルを作っていただいても
私のイメージしているものと異なっていたりして
これはと思う商品までなかなかたどりつくことができませんでした

私のイメージとは
何かを使用してお花が浮かされている
と解るようなものでなく

何も無く水面にお花が一輪静かに漂っているような
お花留めであってお花留めと解らない
そんな自己主張しない浮輪を望んでおりました

しかしながら
そのような感性は男性方には伝わりにくいのか
はたまた売れる商品と理解されなかったのか
私のこの思いは伝わりきれていないようでした

仮に
今と同じだけガラスの知識が私にあったとすれば
もう少し完成に近づいていたと思うのですが
このころは
商品にかける情熱だけで動いていたので
結果が出せないことに少なからず絶望感がありました

そんなときに良きアドバイスをしてくださったのが
これまで何度かご登場頂いた名古屋の社長でした

「新しいお花留めを
管硝子というガラス素材で海外生産してはいかがかしら」

私にとっては目からうろこのような話でしたが
名古屋の社長のこの提案に飛びつき
ご一緒させて頂いて機上の人となったのでした

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